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山田 地元GⅢ初Ⅴ 大阪・関西万博協賛競輪決勝

 武雄競輪・GⅢ「大阪・関西万博協賛競輪」は3月31日、12Rで決勝戦が行われ、山田庸平(36=佐賀・94期)が5番手捲りを決めて地元GⅢ初制覇。優勝賞金400万円を獲得し、副賞で日本国際博覧会協会より「ペア1日入場券」が提供された。2着は小倉竜二、3着は町田太我だった。

 レースは山田―山口の地元勢が前受けして、これに単騎の菅田が続き、浅井―朝倉―町田―小倉―菅原―仁藤で周回を重ねる。残り2周を前に菅原―仁藤が上昇して町田の前へと入る。さらに打鐘で前を抑えると、すかさず町田―小倉が叩いて主導権を奪う。3番手は菅原が確保。5番手が山田で浅井は8番手に。バックで踏み上げた山田があっさりと捲り切ってV。町田の番手から伸びた小倉が2着だった。

 優勝インタビューに臨んだ山田は「町田君の前あたりで様子を見たかったが、スタートけん制が入ったので前から組み立てた。レースが動き出してからは5番手だったので、捲ったら勝負になるかな、と思っていた。初日から納得のいかないレース(捲り不発の8着)になってしまったが、今日の感じは良かった」と振り返った。「決勝ではこの後のGⅠ(ダービー、いわき平、30日~5月5日)と武雄記念(5月11~14日)を見据えて走った。まずはダービーで決勝に乗ることを目指したい。武雄にこれだけ多くのお客さんが入ったのは久しぶり。優勝できて良かった」と笑顔で話した。

 ◇山田 庸平(やまだ・ようへい)1987年(昭62)11月8日生まれ、長崎県出身の36歳。佐賀支部の94期生として2008年7月に武雄でデビュー。GⅢは昨年12月の広島記念in玉野以来、4回目のV。通算成績は1222戦325勝。1㍍71、69㌔。血液型O。

 ◆次走 優勝した山田庸平はいわき平FⅠ(5~7日)、2着の小倉竜二と3着の町田太我は佐世保FⅠ(8~10日)へ。

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